香り
香りのマナー、大丈夫?「香害」にならない柔軟剤との付き合い方
2026/05/11
最近、街中や電車の中ですれ違った人の服から、強い香りがした経験はありませんか?香りは個人の好みが分かれるだけでなく、時には周囲の負担になってしまうこともあります。今回は、現代の洗濯マナーとして知っておきたい「香害」と、衣類にも人にも優しい柔軟剤との付き合い方についてお話しします。
気づかないうちに加害者かも?「香害」とは
「香害(スメルハラスメント)」とは、合成香料の強い香りが原因で、周囲の人に不快感を与えたり、体調不良を引き起こしたりすることです。自分では「良い香り」と思っていても、毎日嗅いでいると鼻が慣れてしまい、無意識に柔軟剤の量を増やしてしまうケースが少なくありません。強い香料や過剰な成分が、敏感な子どもの肌や、嗅覚の鋭いペットにとってストレスになる可能性があります 。高校生までのお子様がいるご家庭では、日常の楽しい時間を守るためにも、家族全員が安心して使えるものを選びたいですね。
なぜ香りの強い柔軟剤に頼ってしまうの?
香りの強い柔軟剤を使う理由の一つに、部屋干しのイヤなニオイをごまかしたいという心理があります 。しかし、そこには思わぬ落とし穴があります。部屋干し臭の根本的な原因は、落としきれなかった汚れの残りです。強い香りの柔軟剤でニオイをごまかそうとすると、悪臭と混ざってさらに不快になるリスクがあります。本当に汚れが落ちていれば香りでごまかす必要はありません。
柔軟剤の本来の目的を見直そう
香りでごまかさない、本当に衣類に優しい洗濯を始めるなら「無香料」の柔軟剤を活用するのもひとつの選択肢です 。柔軟剤の本来の目的は「香りを付けること」ではなく、「衣類の肌触りを良くし、機能を引き出すこと」です 。香りに頼らずに衣類をケアすることで、タオルの吸水性を保ちやすくなるなどのメリットもあります。
ラコムの柔軟剤タオルソフターは、タオル以外でも使用出来る無香料の柔軟剤で、一般的な柔軟剤のように繊維を過剰にコーティングしないため、本来の働きを保ちやすくなるという大きなメリットがあります。コーティングしない分、1回ですぐに不自然なフワフワ感を実感していただきにくいかもしれませんが、使い続けることで本当に衣類に優しい自然な仕上がりを育てていくことができます。もちろん無香料なので、香害の心配や部屋干しのイヤなニオイと混ざることもありません。
まとめ
柔軟剤で衣類に良い香りをプラスするのは、毎日のちょっとした楽しみでもありますよね。しかし、それが無意識のうちに「香害」となってしまわないよう、少しだけお洗濯の習慣を見直してみることが大切です。改めて、香害を防ぐための3つのポイントを振り返りましょう。
適量を守る:パッケージに記載された使用量を必ず守り、鼻の「慣れ」による入れすぎに注意しましょう。
香りでごまかさない:ニオイが気になるときは柔軟剤を増やすのではなく、「汚れを根本からしっかり落とすこと」を優先してみてください。
本来の目的を思い出す: 柔軟剤は香水ではなく、衣類の肌触りを良くするためのものです。時には無香料タイプを取り入れて、衣類本来の風合いを楽しむのもおすすめです。
香りは目に見えないからこそ、ちょっとした気遣いが周囲への大きな思いやりにつながります。ご自身はもちろん、ご家族や周りの人みんなが安心して深呼吸できるような、心地よい洗濯ライフを送ってくださいね。
クリーニング師 今田 浩哉
国家資格をもち、20年以上クリーニング店に向けて洗剤の選定や洗い方をアドバイスをしている。
洗濯アドバイザー 岡村 良太郎
洗濯業界で10年以上、ラコムの洗剤の企画や開発、コインランドリーなどのプロの方のお困り事を解決。その経験を活かした汚れの落とし方のアドバイスしている。