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洗濯術

洗濯物を詰め込みすぎるのはNG?その理由と正しい対策

2026/04/16

「週末のまとめ洗いや、保育園の大量の洗濯物。2回に分けるのは面倒だから、ギュウギュウに押し込んで1回で終わらせちゃえ!」

毎日時間と勝負しているワーママなら、誰しも一度はやってしまうこの行動。お気持ちは痛いほど分かりますが、実はこれ、「汚れ落ち」「衣類のダメージ」「電気代」のすべてにおいて大損をしてしまう最悪のNG行動なのです。

「1回で済ませたはずが、結局やり直すハメになった…」という悲劇を防ぐため、詰め込みすぎのデメリットと正しい対策を知っておきましょう。

詰め込みすぎが「大損」になる3つの理由

1. 汚れもニオイも落ちない(洗い直しの原因に)
洗濯機は、水の中で衣類を泳がせ、衣類同士や水流の摩擦によって汚れを落とす仕組みです。洗濯槽に隙間がないほど詰め込んでしまうと、衣類が動かず、洗剤も全体に行き渡りません。結果的に、皮脂汚れが残って「生乾き臭」の巨大な原因になります。

2. シワだらけになり、服が傷む(アイロンの手間が増加)
ドラム式洗濯機の場合、衣類が上から下へ「叩き洗い」されるスペースが必要です。詰め込みすぎるとこのスペースがなくなり、衣類同士が異常な摩擦を起こして生地が傷んだり、取り出した時にカチカチのシワだらけになったりします。これを直すためのアイロンがけが発生しては、本末転倒ですよね。

3. 乾燥にムダな時間がかかり、電気代が高騰する
特に乾燥機能を使う場合、詰め込みすぎは致命的です。温かい空気が循環するスペースがないため、いつまで経っても乾きません。通常なら2時間で終わる乾燥が3〜4時間かかってしまい、電気代が跳ね上がるだけでなく、生乾きの嫌なニオイも発生しやすくなります。

どれくらいの量が正解?目安は??

では、どれくらいの量が正解なのでしょうか? いちいち重さを量る暇なんてありませんよね。以下の「見た目の目安」だけ覚えておいてください。

縦型洗濯機の場合:
洗濯槽の「7〜8割」まで
上部に少し空間があり、水を入れた時に衣類がしっかり水の中で泳ぐ状態がベストです。

ドラム式洗濯機(洗うだけ)の場合:
ドラムの「約7割」まで
上部に「こぶし1〜2個分」の隙間が空いているか確認しましょう。

ドラム式洗濯機(乾燥まで)の場合:
ドラムの「約3〜5割」まで!
乾燥まで一気に仕上げたい場合は、ドラムの半分以下に抑えるのが鉄則です。空間が広いほど、フワフワに、かつ最短時間(=最小の電気代)で乾きます。

忙しい夜を乗り切るための推奨策

週末の「コインランドリー」
平日にため込んでしまい、洗濯カゴが完全にキャパオーバーした時は、無理に自宅の洗濯機に詰め込まず「休日のコインランドリー」で活用しましょう。大型の乾燥機なら、数日分の大量の洗濯物も1時間も掛からずにフワフワに乾きます。また最近では洗濯乾燥機が主流となってきており洗濯~乾燥までの全てを自動完結してくれる機械も多くなっています。数百円〜千円程度の出費にはなりますが、休日の数時間を「干す・待つ」時間に奪われることを考えれば、圧倒的にコスパの良い投資です。

まとめ

ここまで、洗濯物の「詰め込みすぎ」が引き起こすデメリットと、忙しい夜を乗り切るための超・現実的な対策をご紹介しました。

・詰め込みすぎは「汚れ落ち低下・シワ・電気代高騰」のトリプルパンチ
・スピードコースやコインランドリーという「プランB」を躊躇なく使う

洗濯カゴから溢れそうな衣類を見ると、「今日中に全部終わらせなきゃ」というプレッシャーを感じてしまうかもしれません。しかし、無理に詰め込んで翌朝「生乾き臭」や「シワだらけの服」に絶望するくらいなら、勇気を出して「今日はここまで!」と割り切る方が、結果的に圧倒的な時短になります。

家事において最も大切なのは、洗濯カゴを空っぽにすることではなく、ママ自身の心と体のエネルギーを枯渇させないことです。

「今日はスピードコースでいっか」「週末にコインランドリーで一気に片付けよう」。そんな風に自分にOKを出せる「逃げ道」をいくつか持っておくことこそが、忙しい毎日を笑顔で乗り切るための最強のライフハックです。完璧を目指さず、賢く「手抜き」の選択肢を使っていきましょう!

クリーニング師 今田 浩哉

国家資格をもち、20年以上クリーニング店に向けて洗剤の選定や洗い方をアドバイスをしている。

洗濯アドバイザー 岡村 良太郎

洗濯業界で10年以上、ラコムの洗剤の企画や開発、コインランドリーなどのプロの方のお困り事を解決。その経験を活かした汚れの落とし方のアドバイスしている。

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